02. 性能
四季折々を快適に過ごせる家
風や光などの自然エネルギーを活用しながら、岡山県北の気候に適した家づくり。
住まいの性能部分は目に見えないところですが、何十年と永く快適に、
そして安全に暮らしていくためには最も大切な部分です。
充分なスペックの断熱・気密性能、耐震性能を採用し、
数十年先も笑顔で快適に暮らせる丈夫な住まいを実現します。
断熱性
壁や天井、床下には、「断熱材」というものが入っています。断熱材とは、その名のとおり「熱を遮断する建材」です。住宅外部からの“暑さ・寒さ”の室内流入を防ぐとともに、室内の“暖かさ”を屋外へ逃がさない役割を担っています。
断熱性を表す1つの数値として、UA値があります。UA値は外皮平均熱貫流率のことで「家からどのくらい熱が逃げるか」を示す数値のこと。数字が小さいほど断熱性があることを示しています。
兵恵建設ではこの値を0.32W/㎡k以下(2023年8月更新)とした高断熱住宅を建てています。
断熱性がいいと夏も冬も快適に過ごせ、家の中の温度差が少なくなるので、廊下やトイレなどの暖房のない場所も暖かくなります。住む人にも優しく、光熱費の削減にもつながります。
HEAT20 G2グレードの断熱が標準仕様
HEAT20には、省エネ基準より性能が高くコストパフォーマンスの良いG1、更なる環境を目指すG2、2019年6月に新しく誕生し、ドイツのパッシブ住宅を目指したG3の3つの水準があります。
気密性
断熱材は入れるだけではいけません。隙間をなくさないと、熱移動は起こってしまいます。その気密性をあらわす数値がC値です。C値は相当隙間面積のことで、「どれくらい家に隙間があるのか」を示す数値です。
兵恵建設ではこの値を0.4㎠/㎡以下とした高気密住宅を建てています。これは家中の隙間を集めても名刺ほどの隙間しかないということ。家の気密性能を高めた設計に、熟練の職人が丁寧に作業するため、高い気密性能を長期的に維持できます。
全棟気密測定実施
断熱性能を高める部材を採用し、大工さんによる丁寧な施工によって実際にどれぐらい気密性の高い家になっているかを確かめるために、全てのお家で気密測定を行なっています。
耐震性
地震大国である日本で家を建てる以上、地震への備えも大切です。
住宅の強さを表す「耐震等級」は、建物の強さ・強度の指針で、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)によって定められている住宅性能表示です。耐震等級は1~3まであり、3が一番強いです。
兵恵建設では耐震等級3を標準としています。耐震等級3にも「壁量計算」によるものと「許容応力度計算」によるものがありますが、より耐震性の高い「許容応力度計算」をした高耐震住宅を建てています。
パッシブデザイン
パッシブデザインは太陽の熱や光、風を有効に利用して暖房や冷房、照明にかかるエネルギーを抑えるように設計する手法のこと。断熱・日射遮蔽・自然風利用・昼光利用・日射熱利用暖房の設計方法をバランスよく、そして地域の特性を活かしたデザインをします。
トリプルガラス樹脂サッシ
窓は、住宅の熱の出入りが一番大きな部分です。
兵恵建設では熱を通しにくい樹脂サッシと、三重に重ねたトリプルガラスを採用しています。(一部南面はペアガラスの場合もあり)
冷暖房費などの光熱費削減に加えて、暑さ・寒さ・結露といった悩みも解消でき、室内の快適性は驚くほど向上します。
私たちはZEHビルダーです
ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、断熱性・気密性等の住宅性能を上げることや、太陽光発電などで暮らしに必要なエネルギー(空調・給湯・照明・換気)を創ることにより、年間の一次消費エネルギー量の収支を「ゼロ」にする住宅のことを言います。
未来の世代に向けてサステイナブル(持続可能)な社会を繋いでいくことが私たち住宅供給者の責務であると考えています。そのために私たちにできることは化石燃料等のエネルギーを使わない家(ZEH)を建ることです。兵恵建設では単純に公が定めたZEHの基準をクリアすることを目標にするのではなく、地域の特性により自然エネルギーを利用したより良いZEHの形を追求していきます。