歴史を感じる竹編み天井の家

手入れをしながら大事に住み続けられていた築90年の古民家。将来を見据えたこの機会に、バリアフリーのリノベーションを行いました。
大事な構造部分の柱や梁はなるべく残しつつ、天井を取り払い開放的な空間となったリビングダイニング。そして、天井裏からは囲炉裏の煙で燻された竹材が姿を現し、その独特な美しさが目を引きます。
すべての建具は引き戸とし、家の中心部分の暗かった箇所には天窓を設けることで、昼間は照明を必要とせず、自然光に包まれながら快適に過ごすことができます。
90年以上もの間守り継がれてきたこの古民家は、美しさと実用性を兼ね備え、これからも新たな物語が紡がれていくことでしょう。