UJITEI
お客さまの声
2009年に、津山市加茂町に新築した宇治様邸。
2013年からそのお家は「UJITEI」という一棟貸しの宿として運営がはじまりました。
ご主人は美術教員を退職後、自宅の工房でさまざまな木工作品を製作し、その作品は宿の至る所に展示されています。奥様は書道、生花の免状をもち、宿泊される方たちの体験教室の講師をされています。
14年経った「UJITEI」の様子をご夫婦に伺いました。
宿泊施設を建てようと思ったきっかけは?
はじめは宿泊施設ではなく、この地へ帰ってくる息子家族のための家として考えていました。
息子は街に家を建てたので、元々憧れていた「民泊」をしてみたいと思い、築3年後から娘のアドバイスのもと「Airbnb(世界最大手の民泊仲介ウェブサイト)」を利用して、UJITEIをスタートさせました。
兵恵建設との出会いは?
会長の実家が同じ地区にあり、両親から「兵恵さんとこはいい家を建てているから相談してみたら」と言われたのがきっかけです。会長はたくさん話を聞いてくれましたし、同じ年ということもあり話が盛り上がりました。
「薪ストーブを設置したい」というのが私たちの家を建てる条件だったのですが、13年前は兵恵建設さんはまだ薪ストーブ事業をはじめる前だったので、会長と一緒に薪ストーブのある家に見学に行ったり、煙突はどうやってつけるのか、光熱費はどうなるのか、一緒に色々調べながら念願の薪ストーブを設置していただきました。
建築中の感想は?
間取りは自分で書いてみたんです。キッチンを家の中心に配置して、南北に風が抜けるよう考えました。
LDKの吹き抜けや間接照明は、会長が提案してくださいました。この贅沢な吹き抜け空間は皆さんとても驚かれます。雰囲気もとてもいいので、やって良かったと思います。
職人さんはみんな丁寧で上手でしたね。左官屋さんには珪藻土を「もっと雑に塗ってくれ」と注文して、その要望に一生懸命応えてくれました。
宇治邸の様子を教えてください。
Airbnbをスタートさせてから、世界各国からたくさんの方々にお越しいただきました。シンガポール、オーストラリア、イギリス、香港、イスラエル、カナダ、ポーランド、etc…。世界のトップ企業に勤める方やアーティスト、ピアニスト、お医者さんや弁護士さん、国も職業もさまざま。民泊をしていなかったらきっと関わることのなかった人たちと出会えて、とてもいい経験になっています。
そういえばこの話をしておかないと…、以前アイルランドのダブリンから電話があり「この家をそっくりそのままダブリンに建てさせてくれ」と連絡が来たことがあるんです。嬉しいことだから会長にも報告して、許可をもらい「ぜひ建ててくれ」と返事をしました。会長も「自分が指導する!」と張り切っておられたのですが、結局「難しくて建てられない」と諦められたようです。
あとがき
いつもニコニコ笑顔で明るい宇治様ご夫婦。完成後も「家建てるなら兵恵さんがいいよ」と、たくさんの方を紹介してくださいました。
宿泊者はリピーターも多く、その友人や仕事仲間などにも拡がり、口コミで訪れる方も多数。年間200人が訪れる人気宿になった背景には、加茂町のゆったりとした景色、伝統的な日本家屋の家、美術館のようなたくさんの作品たち、そして一番はご夫婦の人柄が一番の魅力なんだと感じました。