湿気通す?通さない?
兵恵建設代表の兵恵慎治です。
世の中、つい物事を「○か×か」「0か100か」で判断したくなることがありますよね。
白か黒か、良いか悪いか、ありかなし、という具合です。
ですが、実際にはそこまで単純ではないことが多いものです。
たとえば、コップに水が入っているときも、空か満タンかの二択ではありません。
2割入っていることもあれば、4割、7割という状態もあります。
家づくりでも、似たようなことがあります。
そのひとつが、
「この部材は湿気を通すのか、通さないのか?」
という話です。
これも、よくお客様から聞かれることがあります。
たしかに気になるところではあるのですが、実はこれも
「通す」「通さない」
だけで簡単に語れるものではありません。
部材にはそれぞれ、湿気の通しやすさ通しにくさに差があります。
まったく同じではなく、少し通すものもあれば、かなり通しにくいものもあります。
そこで関係してくるのが、透湿抵抗という考え方です。
透湿抵抗とは、住宅の壁や断熱材などが、湿気(水蒸気)をどれくらい通しにくいかを表す値です。
この数値が大きいほど、湿気を通しにくいということになります。
例えば、室内側に透湿抵抗の高い層、つまり湿気を通しにくい防湿層を設けることで、壁の中で結露が起こるのを防ぎやすくなります。
つまり大切なのは、
「湿気を通すか、通さないか」
という単純な二択ではなく、
どの部材が、どれくらい湿気を通しにくいのか
それを壁の中で、どう組み合わせるのかということです。
0か100かではなく、その間にある20や40や60を丁寧に見ていくこと。
一つひとつを深掘りして考えていくことで、見えてくるものがあります。
それが、長く快適に暮らせるお家の設計につながっていくのだと思います。
この記事を書いた人
社員一丸となり心を込めて仕上げた住宅を、自信を持ってお渡しします。何でもアドバイスいたしますのでお気軽にご相談ください。お客さまのご要望に柔軟に対応し、より喜んでいただけるように頑張ります。