ヌックについて
兵恵建設代表の兵恵慎治です。
地域には、暮らしのそばに神社があります。
「氏神様」という言葉がありますが、皆さまがお住まいの地域にも、その土地を守ってくださっている神様が祀られている神社があるのではないでしょうか。
それが、日々の暮らしに深く関わっている地域の神社、氏神様です。
氏神様は、もともと古代の生活集団において、血縁関係のある氏族の祖先神・守り神として祀られたのが始まりだといわれています。
また、血縁関係がなくても、家族のような強い絆で結ばれた人々が、同じ氏神様をお祀りすることで、地域の連帯感を深めていったともされています。
昔の人は、住まいそのものだけではなく、土地や地域とのつながりも大切にしながら暮らしていたのだと思います。
さて今日は、そんな「暮らし」にまつわるお話として、最近よく耳にするヌックについてお話しします。
ヌックとは、家の中に設ける小さな居場所のことです。
部屋と呼ぶほど大きくはないけれど、なんとなく落ち着ける。
つい座りたくなるような、そんなこもれる空間です。
たとえば、リビングの片隅に設けたベンチスペースや、窓際で本を読める場所、階段下を活かした小さなコーナーなども、ヌックと呼ばれることがあります。
ヌックの良いところは、広さ以上に暮らしに豊かさを与えてくれることです。
家族と同じ空間にいながら、少しだけ自分の時間を持てる。
完全に一人になるわけではないけれど、ちょっと落ち着ける。
そんな絶妙な距離感をとれる場所です。
お子さまの読書スペースや遊び場として使ったり、ご夫婦のちょっとした休憩場所にしたり。
また、家事の合間にひと息つける場所にするなど、使い方はさまざまです。
家づくりというと、LDKの広さや部屋数に目が向きがちですが、
実はこうした「ちょっとした居場所」があることで、暮らしやすさはぐっと高まります。
大きな空間をつくることも大切ですが、
小さくても心が落ち着く場所をつくることも良い家づくりには欠かせない要素だと思います。
これから家づくりを考えられる方は、
「何帖の部屋が必要か」だけでなく、
「家の中にどんな居場所があると心地よいか」
という視点でも考えてみると、より自分たちらしい住まいになるかもしれません。
この記事を書いた人
社員一丸となり心を込めて仕上げた住宅を、自信を持ってお渡しします。何でもアドバイスいたしますのでお気軽にご相談ください。お客さまのご要望に柔軟に対応し、より喜んでいただけるように頑張ります。