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エアコンの弱冷房運転について

兵恵建設代表の兵恵慎治です。

梅雨や秋の一部の時期は湿度が高く
部屋の除湿をしたいけれど
除湿運転では部屋が冷えすぎて困ることがありますよね。
そういった時に活躍するのが「再熱除湿」か「弱冷房」です。

本日は「弱冷房」についてお話しいたします。

通常、エアコンで除湿を行う際、温度を下げ過ぎないように
吹き出し温度を高くしようと考えるかもしれませんが
それでは室内の除湿はできません。
少々専門的な話になりますが
吹き出し温度が高くなると
エアコン内部で結露を発生させることができないため
除湿が行われないのです。

そのため、除湿を行うには吹き出し温度を下げる必要がありますが
その際、室温をあまり下げたくない場合に適しているのが「弱冷房」です。

それでは弱冷房とはどのような冷房運転のことを言うのでしょうか。
弱冷房の方式は以下の2種類があります。

①風量を下げる方式
吹き出し風量を抑えた冷房運転です。
これにより、少し冷房・少し除湿を行い
部屋を冷やしすぎることなく快適な湿度を保ちます。

②冷媒機能を下げて熱交換面積を減らす方式
この方式では、熱交換器の効率を意図的に下げ
吹き出し温度をあまり下げずに除湿を行います。
熱交換器表面の温度を低く保ちながら
吹き出し温度を高めに設定することで
冷やしすぎを防ぎつつ除湿を行うことができます。

デメリット
いずれの方式にしても
通常の冷房運転に比べて除湿量が少なくなるため
湿度が特に高い梅雨時期には
「弱冷房」より「再熱除湿」がより効果的な場合があります。

部屋が冷えすぎるのを防ぎながら
少し除湿を行いたいときには「弱冷房」が便利です。
ただし、除湿をメインに行いたい場合には「再熱除湿」
が有効です。
この「再熱除湿」については、後日別のブログで詳しくご紹介いたします。

この記事を書いた人

兵恵 慎治
代表取締役
兵恵 慎治
Hyoe Shinji

社員一丸となり心を込めて仕上げた住宅を、自信を持ってお渡しします。何でもアドバイスいたしますのでお気軽にご相談ください。お客さまのご要望に柔軟に対応し、より喜んでいただけるように頑張ります。