「全熱」「顕熱」「潜熱」について
兵恵建設代表の兵恵慎治です。
岡山で有名な最上稲荷
大きなお寺で建築的にも大変魅力があります。
稲荷と聞くと、狐が祭られている光景を
よく目にするかと思いますが、なぜ狐なのでしょうか?
実は、狐そのものがご神体ではなく、
狐は神様の使いとして登場しているそうです。
狐は神秘的な霊力を運ぶ役割を担っているそうで
この狐が信仰の中で強調されるようになり
「お稲荷さん=狐」という誤解が生まれたそうです。
疑問をもつことのない、日常的なことでも
深く調べてみると面白い気付きがありますね。
さて、今日は
「全熱」「顕熱」「潜熱」についてお話しいたします。
ざっくりお伝えしますと
全熱=顕熱+潜熱
顕熱は温度に関わる熱
潜熱は湿度に関わる熱です。
全熱といいますと、全熱交換換気というシステムをお聞きした
ことがある方も多いと思います。
これは空調システムの中で全熱(顕熱と潜熱の合計)を交換する技術です。
建物内外の空気の熱エネルギーを交換することで
室内の温度と湿度を効率的に調整しながら、換気を行うシステムです。
一方で、顕熱交換換気というシステムもあります。
これは、顕熱(温度に関する熱)のみを交換し、潜熱
(湿度に関わる熱)は交換しない方式です。
顕熱交換換気では、温度のみをコントロールできるため
湿度の調整は別途行う必要があります。
このように、全熱交換換気は温度と湿度の両方をコントロールでき、
顕熱交換換気は温度のみのコントロールを行うという違いがあります。
どちらを選ぶかは、気候条件や建物の用途などによって変わります。
もう少し詳しくお聞きしたい方は
是非弊社の家づくり相談会にご参加ください。
この記事を書いた人
社員一丸となり心を込めて仕上げた住宅を、自信を持ってお渡しします。何でもアドバイスいたしますのでお気軽にご相談ください。お客さまのご要望に柔軟に対応し、より喜んでいただけるように頑張ります。