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〇〇は湿気を通すか
兵恵建設代表の兵恵慎治です。
パリオリンピックで
以前の大会で性別をめぐる資格検査で不合格だった選手が
金メダルを獲得したというニュースが話題になりました。
現代では、物事の境界の捉え方が変わりつつあり
単純に白黒で分けられる時代ではなくなってきました。
物事はすべてメビウスの輪のように
表と裏が一つに繋がっているのでしょう。
この話は建材の選び方にも通じる部分があります。
例えば、お客様から「この材料は湿気を通しますか?」
という質問を受けることがありますが
それは単純に「通すか、通さないか」
という二択で答えられるものではありません。
建材には「透湿抵抗」という数値があり
湿気をどれだけ通すかは材質によって異なります。
透湿抵抗の具体例
以下は透湿抵抗の具体例です。(単位:㎡・s・Pa/ng)
数値が高いほど、湿気を通さない物性となります。
グラスウール・ロックウール:0.000588
石膏ボード(厚さ12.5mm):0.0003
合板(9mm):0.011
ビニルクロス:合板とほぼ同等
また、壁は単一の材料でできているわけではなく
複数の部材を組み合わせて構成されています。
それぞれの部材の透湿抵抗をバランスよく組み合わせることで
結露を防ぐ設計が可能になります。
この記事を書いた人
代表取締役
兵恵 慎治
Hyoe Shinji
社員一丸となり心を込めて仕上げた住宅を、自信を持ってお渡しします。何でもアドバイスいたしますのでお気軽にご相談ください。お客さまのご要望に柔軟に対応し、より喜んでいただけるように頑張ります。