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雨樋の役割について再考してみる

兵恵建設代表の兵恵慎治です。

今回は、雨樋について少し深堀りさせていただきます。
少々専門的な話になりますが、宜しければお付き合いください。

雨樋は軒樋、縦樋、じょうご、また樋に繫がる排水管などから成り立っています。
樋の選定、樋の掛け方は建物の外観デザインにも大きく影響します。

デザインによって樋を無くしたいこともあれば、余分に付けたいと思うこともあります。
余分に付けるならまだしも、無くすためには色々な検討が必要です。
そもそも樋はなんのためにあるのでしょうか?

▸ 軒下の通行の影響: 樋が無いと軒下を通ると雨に濡れてしまいます。

▸ 地盤への影響: 樋で雨水が適切に排水されないと、建物の周囲の地盤が部分的に雨で下がるなどの影響が出ることがあります。

▸ 建物の汚れ: 雨樋がない場合、屋根から直接落ちる雨水が泥や汚れを跳ね上げ、建物の外壁を汚すことがあります。雨樋は建物を綺麗に保つためにも重要です。

これらのことが適切に処理できれば
雨樋は必ずしも必要ないともいえるかもしれません。
例えば、神社仏閣建築などでは
雨樋がない場合があります。
これは、雨水を適切に地面に浸透させ、泥はねがないように
建物の周りに適切な厚みを取った砂利を敷くなどして
雨樋の機能を他の方法でおぎなっているのです。
また、雨樋を設けず、屋根から流れてくる
雨を室内から眺めるのも風情を感じるものです。

雨樋の役割を再認識することで
その重要性や適切な用途が見えてきます。
豊かでちょっといい暮らしを実現するためには
適切な雨樋の選定が大事です。

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この記事を書いた人

兵恵 慎治
代表取締役
兵恵 慎治
Hyoe Shinji

社員一丸となり心を込めて仕上げた住宅を、自信を持ってお渡しします。何でもアドバイスいたしますのでお気軽にご相談ください。お客さまのご要望に柔軟に対応し、より喜んでいただけるように頑張ります。