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室内の温度変化を緩やかにする方法
兵恵建設代表の兵恵慎治です。
今日は自然素材、特に木材に焦点を当て
木材が室内の温度変化を緩やかにする効果
について述べたいと思います。
まず、室内の温度変化を緩やかにするために
必要なのは、第一に断熱性能です。
この性能が確保されていなければ
空調を強力に稼働させ続けることでしか
温度変化を緩やかにすることはできません。
それでは、ここで木材の断熱性能と
断熱材の断熱性能を比較してみましょう。
天然木材のU値(断熱性能)は約0.12W/mKです。
一方、一般的な断熱材である グラスウールの
U値(断熱性能) は約0.04W/mKで、
約三倍の差があります。
つまり、壁の中に入れる 断熱材である
グラスウールと 同様の断熱性能を
木材で確保しようとすると
30cmの厚みの木材を壁の中に入れる
必要がありますが、これは現実的ではありません。
また、弊社で行っているUa値0.32以下の家は
夏は涼しく冬は暖かい、非常に快適な家ですが
同様の壁断熱を木材の厚みに換算すると66cmとなり
到底実現できるような設計ではなくなります。
したがって、温度変化を緩やかにするために
必要なのは、ロジックと科学的根拠に基づいた
設計と、知識、技術、経験に基づいた施工を
行うことであり、詩的な表現に頼るものではありません。
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この記事を書いた人
代表取締役
兵恵 慎治
Hyoe Shinji
社員一丸となり心を込めて仕上げた住宅を、自信を持ってお渡しします。何でもアドバイスいたしますのでお気軽にご相談ください。お客さまのご要望に柔軟に対応し、より喜んでいただけるように頑張ります。