「気候風土に合った家づくり」
について
兵恵建設代表の兵恵慎治です。
アメリカの俗語で「レモン」
という言葉があります。
これは商品の売り手と
買い手の間に情報格差が存在するため
安くて品質の悪い商品(レモン)ばかりが流通し
高くて品質の良い商品が出回りにくくなる
現象を指します。
レモンは皮が厚く、外見から
中身の見分けがつかないことから
主にアメリカで低品質の
中古車の俗語として使われているそうです。
これは日本の中古住宅市場
でも同じような状況が
起きていると言えるかもしれません。
この点については、
後日お話しさせていただきたいと思います。
さて、今日は「気候風土に合った家づくり」
についてお話しさせていただきます。
津山市の気候風土とは、
夏は暑く、冬は寒く、日射が少ないことが特徴です。
また、津山市内でも個々の
土地によって日の入り方が異なります。
例えば、夏は涼しく冬は暖かい家づくりを
兵恵建設は真剣に考えUa値0.32以下、
C値0.4以下を標準としていますが、
県南と県北では同様の快適さを
提供できる家を建てる場合、
県南の方が気温が暖かく日射量も多いため
断熱材に約10cmもの厚みの差が出ることがあります。
間取りや太陽の光の取り入れ方に
よっても快適性は大いに変わります。
ここで必ず必要なのは、間取りや
窓の配置や大きさによってどの程度
日射が入ってくるのかシミュレーション
することです。シミュレーションなしの
経験と勘に頼った想定は
ただの詩的な表現と言えるかもしれません。
また、調湿機能は快適性に大いに寄与します。
仕上げ材に自然素材を使っただけでは、
家全体を快適にする調湿効果は見込めません。
大事なのは、適切な断熱気密性能、換気計画、
空調計画をすることです。
それをせずに木材の調湿機能に頼ってはいけません。
日本の気候風土といっても、
日本中に個性ある気候風土が沢山あります。
大切なのは、この地域、この土地、そして
個々のお客様の暮らし方に合った家づくりを、
根拠を持って行うことです。
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この記事を書いた人
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