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津山エリアでG2グレードを謳う工務店が少ない理由

断熱に関心のある方でしたらG1グレードG2グレードといった概念を聞いたことがあるかと思います。
HPでG2グレードを謳う工務店を良く見かけると思いますし最近はG3グレードを謳う工務店も出てきました。


津山エリアで建築をご計画の方は津山エリアの工務店にG2を謳う工務店が少ないことに気づいた方もおられるかと思います。

まずは改めてG1グレードG2グレードとは何かについてお話したいと思います。


G1は部分間欠暖房において、概ね10度を下回らないG2は概ね13度を下回らないといった概念になります。
この基準を定めているのはHEAT20という団体です。

ではこの基準は何によって定められているのでしょうか。

ズバリ家の断熱性能(UA値)によって定められています。

UA値とは、住宅から失われる熱量の値です。

UA値が低いほど断熱性能が高い家になります。

ここで注目なのはG2の基準において6地域(UA値0.46)5地域(UA値0.34)に大きな差があることです。

6地域とは岡山県では岡山市、倉敷市など主に県南エリアになります。
5地域は津山市、真庭市、美作市など県北エリアになります。

6地域のG2(UA値0.46)が充填断熱のみで達成可能なのに対して5地域のG2(UA値0.34)を実現しようとなると、付加断熱つまり充填断熱+外断熱工法を採用しないと、0.34の数値を出すのが難しくなります。付加断熱には技術が必要です。


弊社も5年ほど前に初めて付加断熱を採用しました。 その後、改善に改善を重ね現在は標準仕様としてお客さまに提供できるレベルになりました。経験がなくても明日から誰でも直ぐにできるようになるというものではありません。

下記に付加断熱のメリット・デメリットを記載します。

基本的にデメリットはないと思っていただいて概ね間違いありません。

メリット

  • 木部熱橋が減る
  • 断熱性能が劇的に向上する
  • 壁体内結露の危険性が減る
  • G2以上の家では、高い断熱性能から家の中の温度差が原因でおこるヒートショック防止につながる

デメリット

  • 費用が掛かる

しかし、掛かる費用は断熱性能を向上させることで空調機器を小さくできること、光熱費の削減できることで将来的に元がとれます。皆さまが、付加断熱されたG2グレード以上の暖かい家で豊かな暮らしをすることを願っております。

この記事を書いた人

兵恵 慎治
代表取締役
兵恵 慎治
Hyoe Shinji

社員一丸となり心を込めて仕上げた住宅を、自信を持ってお渡しします。何でもアドバイスいたしますのでお気軽にご相談ください。お客さまのご要望に柔軟に対応し、より喜んでいただけるように頑張ります。