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慣れれば簡単!薪ストーブの着火はトップダウン方式で

憧れの薪ストーブ。
でも、なんだか難しそう・・・自分に使いこなせるのかな?
と思われている方も多いのではないでしょうか。
そんな方へ、薪ストーブの着火方法のコツをお伝えいたします!

灰は火床を作るために重要ですので、ストーブ内部に2~3cmはいつも残して使用してください。
特に、灰受け皿の灰はストーブ使用のシーズン中は捨てないようにしてください。
まず、ストーブの給気レバーを開けます。(ダンパー付きのストーブは、ダンパーも開けます。)
温度計をトッププレートにセットしてください。

炉床に着火用の焚き付け材又は小割り(3cm位)にした薪を5~6本敷きこむように並べます。
その上に太め、中くらい、細めの薪の順で薪を積み並べます。(薪の量は炉内の8割くらいまでが目安)
さらにその上に焚き付け材を並べます。
薪は空気が通るように井桁に組むことがポイントです。(着火の準備完了です。)

薪ストーブ専用の着火材を1~2個、着火準備完了した薪の上に置き、火を点けます。
火は上から徐々に下に燃え移り、炎となって煙突に吸い込まれます。
この「上から着火」によりドラフト(上昇気流)の発生が早くなり、快適な燃焼が得られます。(トップダウン方式)

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ゆっくりと扉を閉めてください。このとき指1本くらいは開けておきます。(空気をたくさん炉内に入れるため)

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薪に火がしっかり点いたら、扉を完全に閉めます。扉を閉めても火が消えなければOK。
火が安定して燃え続け、トッププレートの温度が180℃位になったら、給気レバーを約1/4程閉めてください。
このままでトッププレートの温度が200℃位になりましたら給気レバーを約1/2程に閉めてください。
トッププレートの温度が200℃~250℃位になったときに約3/4程に閉めます。
(トッププレートの温度は、薪ストーブによって異なる場合があります。)
このように給気レバーは、一気に全閉するのではなく、徐々に閉めていきます。
あとはこのままの状態で、次の薪まで給気レバーを開閉しないことがコツです。

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燃焼空気を絞ることにより、ドラフト(上昇気流)の働きで燃焼室内上部後方より自動的に空気が流入し、薪のガス(煙)が燃焼されてクリーンに排出されます。
薪が燃え尽きると熱量の高い熾火となって暖房効果が高くなります。

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トッププレートの温度が100~150℃前後まで下がった位で薪の補給をしてください。火点けの時と逆で細い薪から太い薪の順で入れると火が点きやすいです。
補給の時は、1~2本など少量を入れるのではなく、着火の時と同じようにたくさんの量を入れると、また熱量の高い熾火ができて暖房効果が高くなります。(薪の量は炉内の8割位までが目安)
給気レバーは開きます。その後、自然に火が点き、温度が上がり給気レバーを閉めます。

この繰り返しで、薪ストーブを効率よく使用することができます。
あとは経験することで、だんだんと感覚が分かるようになってきます。
薪ストーブを自分の思い通りに使いこなせるようになるには、3年はかかると言われるほど、経験は大事です。
ぜひ薪ストーブライフを楽しんでいただきたいと思います。

この記事を書いた人

牧野 典子
ファイヤーワールド岡山 店長
牧野 典子
Makino Noriko

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