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太陽と窓はお家の暖房器具

今回は太陽と窓がお家の暖房機器になるお話しをします。まずは住宅における窓の役割について、一般的に思いつくことをまとめてみます。

 ① 採光(外の光を取り入れる)

 ② 眺望(外の景色が見える)

 ③ 通風(風通し)

この3点以外に、太陽の日射が窓ガラスに当たることで、窓は“暖房器具”としての役割も担っています。

「窓が暖房器具になる」とはどういうことか、ピンとこない方も多いと思いますが、「軒や庇を出して、太陽が高い位置にある夏は日を遮り、太陽が低い位置にある冬は太陽の日を取り入れる」といったことを耳にしたことはありませんか?
いわゆる「パッシブ設計」をする際には、窓が暖房器具になることを考えながら設計されているのです。

分かりやすい例として、車内をイメージしてみましょう。夏場に日が差した車内は大変な高温になりますよね。また冬場の寒い日でも日が差した車内は暖かくなります。これが太陽と窓の暖房効果です。

しかし車は断熱されていないので、保温性が低く、車内の上がった温度は日が差さなくなるとすぐに下がってしまいます。仮に車の断熱性が高ければ上がった温度を持続することができるのです。これはお家でも同じことで、太陽と窓の暖房エネルギーを有効活用させるためには、断熱性の高い家を建てることが重要となります。

では窓から入る冬場の日差しが具体的にどれほどの熱量なのか。例えば2月の晴れた時間帯で、南面の大きい窓(3.3m2)の場合、1630W。電気ストーブに例えると800Wの電気ストーブ約2台分になります。

ただ今建設中の弊社社長邸では、しっかりと太陽の熱を取り込み、高い断熱性で暖かさを維持できるつくりとなっています。ぜひ「窓の暖房効果」を体感しに来てください。

この記事を書いた人

兵恵 慎治
代表取締役
兵恵 慎治
Hyoe Shinji

社員一丸となり心を込めて仕上げた住宅を、自信を持ってお渡しします。何でもアドバイスいたしますのでお気軽にご相談ください。お客さまのご要望に柔軟に対応し、より喜んでいただけるように頑張ります。